イザに備える/エンディング
死亡保障は、原則として自分に万が一のことがあったとき、遺された家族のために準備するものです。そのため、シングルマザーでまだ子どもが独立していないとか、老親に十分な年金等がなく仕送りをしているといった場合を除いて、シングルに大きな死亡保障は不要でしょう。 とはいえ、葬儀費用や墓石代、看取りの際の病院への支払いなどは必要な支出ですし、それらの手続きや遺品の整理などを誰かに依頼すること自体に費用が生じる可能性もあります。こうした支出に対して、貯蓄が十分にない、確実に備…
病気やけがで入院した場合、健康保険の適用となる医療費については3割負担ですが、支払った金額が一定額を超えた場合は高額療養費制度によって払い戻すことができます。そのため、ある程度の貯蓄があれば、医療保険は必要ないという考え方もあります。しかし、入院時の食事代、差額ベッド代、保険適用されない自由診療または先進医療の技術料などは、高額療養費制度の対象外という点を押さえておきましょう。 入院時の食事代の負担は1食あたり260円、差額ベッド代は平均で5,829円※。入院日…
最近は、持病や入院・手術の経験のある人向けに、引受基準緩和型(限定告知型)(以下、緩和型)の医療保険が増えています。それだけニーズが高まったとも言えるでしょう。 緩和型の医療保険は、各保険会社が規定する3~5つ程度の質問項目に、全て該当しなければ加入することができます。 <告知項目の一例> □最近3 ヵ月以内に、医師による検査・診察により入院または手術をすすめられたことはありますか? □過去1年以内に、病気やケガで入院したこと、または手術を受けたことがありますか? □過去…
1割負担で介護サービスが受けられる「現物支給」の公的介護保険制度に対して、民間介護保険は年齢に関わらず、各社が規定する要介護状態になると「現金給付」を受けられるのが一般的。給付金は公的介護サービスの利用に活用できるのはもちろんですが、どんな目的にも使える点がメリットです。 民間介護保険は保険会社・商品によって、給付条件が大きく異なります。条件には、保険会社が独自で決めるものと、公的介護保険に連動するものがあります。連動といっても要介護と認定されば、必ず介護給付を…