イザに備える/親の介護・相続
“可愛いペットにいつも癒されている”というおひとり様は少なくないでしょう。その反面、もしも自分が入院したり、先に亡くなってしまったら、“うちの子はどうなるの?”と不安に感じている人も多いのでは。飼い主のいなくなったペットは、一旦は保健所に引き取られるものの、新たな飼い主がみつからなければ、一週間程度で殺処分されてしまいます(保管期間は行政によって異なる)。このような可愛そうな事態が起きないように、もしもの時は自分の代わりにペットの面倒をみたり、引き取り先の手配をしてくれる人を…
公的な医療保険には、医療費の自己負担分を軽減できる「高額療養費制度」があります。 これは、1カ月に医療機関で支払った医療費が自己負担の限度額を超えた場合、超過分を払い戻せる制度。例えば、1ヶ月の医療費が総額100万円かかった場合、自己負担額は30万円ですが、高額療養費制度を利用すると、一般的な所得の人の自己負担額は8万7430円に。さらに、過去12ヶ月のうち3回以上高額療養費制度を利用した場合、4回目以降の費用は4万4400になります。 2015年…
まわりのサポートを得にくいおひとりさまにとって、万が一の時のSOSをどう発信するかは、考えておきたい事項の一つ。今、健康に問題はなくても、突然具合が悪くなったり、人の助けを呼べない状況に陥ったり、ということが全くないとは言えません。また、高齢になってくると、自宅内で重症事故にあう確率が高くなってきます。誰かがそばにいる時であればなんとかなりそうですが、もし一人だったら…?そんな時に心強いのが、いわゆる「見守りサービス」です。 「見守りサービス」とは、生活状況や安…
「先進医療」とは、まだ保険診療の対象になっていない評価段階の先進的な医療技術のことです。厚生労働大臣が認可した特定の病院や医療施設において、患者が先進医療を希望し、医師がその必要性と合理性を認めた場合に行われます。治療における身体への負担軽減や、今まで治療が難しいとされてきた病気への高い効果などの面から、期待の大きい医療技術でもあります。 具体的には、患者の身体に放射線の仲間である粒子線(陽子線または重粒子線)を患部に照射して切らずにがんを治療する「放射線がん治…
ある日突然、家で倒れたり、ケガで入院したりということを想像するだけで、独り暮らしのシングルの不安は増すばかり。少しでも不安を解消するために、またイザという時のために、準備しておきたいものが、「救急医療情報キット」と「入院セット」です。 救急医療情報キットとは、高齢者や障がい者の安全・安心を確保するために、本人の医療情報を自宅の決まった場所に保管することで、緊急時でも適切な処置が行えるようにするものです。 ←東京都港区の救急医療情報キット  …
シングルの老後で心配なのは、認知症などが原因で、判断能力が衰えてきたときのこと。通帳をどこにしまったかわからなくなったり、介護サービスなどの契約書類が届いても、自分で判断するのに不安に感じることもあるでしょう。家族が側にいればサポートを受けることができますが、シングルは全て自分で対処しなければなりません。 金融機関では、必ず「本人確認」をされますので、たとえ信頼している知人であっても、本人に代わって手続きすることが難しいのも事実です。また、認知症が進むと、たとえ…
もの忘れが増えたり、自分で判断するのに不安に感じ始めたら、社会福祉協議会が運営する「日常生活自立支援事業(福祉サービス利用援助事業)」の利用を検討しましょう。サービス内容は日常生活まわりのことに限られますが、経済的に、また手続き面でも成年後見制度よりハードルが低いと言えるでしょう。 社会福祉協議会とは、全国の都道府県、市区町村に配置され、地域の住民や福祉・保健の関係者、行政機関、ボランティアなどによって構成されている公共性の高い非営利の民間組織です。高齢者や障が…
判断能力が十分でなくなった人を援助する法定後見制度は、判断能力よって低い順から「後見」「保佐」「補助」の3類型に分けられます。また、援助する立場の「成年後見人」「保佐人」「補助人」はそれぞれできることやすべきことが異なっています。 成年後見人には、本人の代理人として、買い物など日常生活に関する以外全ての法律行為や財産管理を包括的に任せることになります。また、後見人が知らない間に本人が悪徳業者と契約をしてしまった、不動産の売買契約書に捺印してしまったなどの場合…
年間の医療費が10万円または所得が200万円未満の場合は所得の5%を超えた場合は、確定申告の「医療費控除」を活用することで、払いすぎた税金を取り戻すことができる場合があります。 医療費が10万円超というのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、年金暮らしの単身世帯では、所得が200万円未満ということも少なくないでしょうから、「所得の5%超」の基準を使えるかもしれません。 控除の対象は、医療機関で支払った医療費や医師の処方による薬剤費のほか、通院の…
家族のいないシングルが、判断能力の衰えを心配して、将来、後見の必要性を感じるなら、任意後見制度の利用が望ましいでしょう。任意後見制度は、判断能力があるうちに、後見人になってもらう人(受任者)を決めておくため、自分が任せたいと思う人を選ぶことができます。受任者は信頼できる法律家や社会福祉士、その他後見業務について理解や知識のある人(市民後見人)などから選ぶといいでしょう。複数人で対応してくれる法人もあります。 任意後見人の仕事の基本は「身上監護」と「財産管理」で…