6月4日、港区内の会議室でリタイアされたおひとりさまにご参加いただく、ライフプランセミナーを行いました。
午後2時からという時間帯と、リタイアされた方のためのセミナーということもあり、今回は少人数での開催となりました。そのぶん、ご参加の皆さんが「知りたいこと」「不安に思っていること」をどんどん出し合い、情報提供と意見交換を行う、とても内容の濃い時間になったように思います。
セミナーは、弊社代表の和泉昭子と取締役の田辺南香によるトークセッション形式で進行。途中、皆さんからのご質問をはさみ、さらに具体的な情報をお伝えするかたちで進みました。
はじめに、おひとりさまの多くが「不安に感じていること」としてあげる自身の介護について、和泉から国の政策の方向性と現状、問題、課題を説明。それに関連し、突然の病気やケガ、災害に備える方法として、区市町村が提供する「高齢者緊急通報システム」や「救急医療情報キット」について、田辺が具体例を踏まえてご紹介しました。
参加者からは、「元気なおひとりさまには、行政から『高齢者緊急通報システム』などの紹介はない」「『救急医療情報キット』自体、はじめて聞いた」という声も…。
高齢期の住まいの選択肢、相続や遺品整理など死後整理などについてもご説明。後見制度や遺言書の書き方については、皆さんの関心も高く、かなり突っ込んだ質問や意見交換も行われました。
最後は、和泉が「自分で調べて申請しないと受けられない行政サービスも少なくありません。皆さんと直接会ってお話しするなかで、疑問や課題を見つけ、調べたり勉強しながら、よりよい情報提供していきたいと考えています。おひとりさまが安心して暮らせるよう、国や行政に対して一緒に声をあげていければと思います」と締めくくりました。
終了後、参加者からは「知りたいと思っていた死後整理についてよくわかった」「今後のことをより具体的に考えるきっかけになった」というご感想が寄せられました。
~参加者の声~
・将来の住まいについて、自宅と施設の両方の可能性を考えるヒントになった ・自身の将来全般を考える糸口になった ・緊急医療キットの存在を初めて知った ・相続人を把握し、財産の遺し方を考えたいと思った 等々 |