住まい/親の介護・相続
将来、親から相続を受ける場合に、相続税がかかるかどうか気になるところです。相続税は、親の残した財産の合計が、相続税の基礎控除額を超える場合にかかる税金。そのボーダーラインともいえる基礎控除額が、2015年1月から一気に4割も引き下げられました。つまり、以前ならかからなかった人でも、今後は相続税がかかる可能性があるのです。 2014年12月末までの基礎控除額…「5,000万円+1,000万円×法定相続人の数」 …
相続税の計算を行うときは、財産に値段をつける必要があります。値段をつけることを、評価をするといいますが、悩ましいのは実家の評価でしょう。相続税の計算における、土地と建物の評価の原則をお伝えします。 土地の評価には、路線価方式、もしくは倍率方式のいずれかを用います。 ・路線価方式 路線価方式は、路線価が定められている地域で用いる評価方法です。この路線価とは、道路に面する「標準的な土地1平方メートルあたり」の値段のこと。国税庁のホームページにある路線価…
親の生前は介護、亡き後は墓守、親戚付き合いなど。シングルは身軽なためか、他の兄弟から何かと頼りにされがちです。当然、それに伴う支出などの負担も多いことが想像されます。しかし、民法の規定によれば、子供同士の法定相続分は均等です。 相続財産の分け方について確認しておきましょう。 まず、遺言があれば遺言が優先されます。遺留分など、一定の配慮は必要であると考えますが、遺言が法定相続分に縛られないことはご存知のとおりです。兄弟姉妹の間の決めごと云々の前に、親…