住まい
「将来も家を借りられますか?」
これは、賃貸に住むシングルの方からよく受ける質問です。
家を借りるためには、いくかの条件を満たす必要があります。大家さん側からすれば、「賃料をきちんと払ってくれる人かどうか」「その保証をしてくれる人がいるかどうか」は、どのような相手に対しても気になるところです。
そのため、家を借りるにあたっては、家賃を払うだけの“資力”があることを証明したり、万一のときの“保証”を準備したり、といったことが必要になります。
では、高齢者のシングルのケースではどうでしょうか。
家賃を払うだけの資力というのは、年金などの定期収入を見るのが一般的ですが、定期的な収入が少ないからと、あきらめる必要はありません。大家さんにもよりますが、金融資産などを考慮してもらえる場合もあります。
資力を補完するのは保証です。高齢者のシングルの場合は、親族などの保証人を立てるのが難しいと思われますが、昨今では、はじめから保証会社の利用を前提とするケースも増えています。保証人を頼める人がいないからと、必要以上に気に病むことはありません。
これらを勘案すると、高齢者のおひとり様でも、家を借りることはできそうです。しかし、大家さんによっては、加齢によるさまざまはトラブルを心配して、他の入居希望者を優先することもあると思われます。借りられる物件の選択肢が少なくなる可能性は否定できません。
なお、家を借りる際には、緊急連絡先を届け出るのが一般的です。そこに名前を書けるというだけでなく、いざというときに本当に頼りになる友人の存在は欠かせないでしょう。