おひとりさまが安心して楽しく暮らすための情報発信・コミュニティサイト　おひとりさまスマイルCafe

ライフプランニングとは、文字通り、一生涯のプランを立てること。自分はどんなふうに生きていきたいのかをイメージし、漠然とした夢や希望を具体的なプランに落とし込んで「未来年表」に記していきます。

ファミリー世帯であれば、子どもの進学や就職、夫の退職など、さまざまなイベントで年表がにぎわいますが、シングルの場合、「退職」以外のイベントをイメージできない人も少なくありません。自分の人生はなんと寂しいのだろうと、途方に暮れるケースもあるようです。

そこでもし、具体的なプランが思い描けない場合、アメリカの教育学者ドナルド・E・スーパーの「ライフキャリアレインボー」を参考にしてみてはいかがでしょう。これは、人には8つの役割（ライフキャリア）があり、それぞれの幅と長さを広げることで、人生が彩られるという考え方です。

8つのキャリアとは、「子ども」「学ぶ人」「働く人」「家を営む人」「配偶者」「親」「余暇を楽しむ人」「市民」。シングルの場合、配偶者や親としてのキャリアは積みにくいかもしれませんが、親との時間を深める（子ども）、リタイア後に大学へ通う（学ぶ）、新しい趣味を始める（余暇を楽しむ人）、ボランティア活動をする（市民）など、カテゴリーごとにプランを立てていくと楽しいのではないでしょうか。もちろん、これからの人生を供にするパートナーを探すというプランもいいと思います。

シングルのライフプランニングでもう一つ重要なのは、「リスクマネジメント」です。もし病気やケガで自由に動けなくなったら、加齢とともに判断能力が衰えたら、親の介護に直面したら・・等々。家族の力を頼りにできないシングルは、今後起こりうる様々なリスクを想定し、早めに準備しておくことが必要です。