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住まい

高齢期の住まいを考える心身が衰えても、ずっと自宅で暮らせますか?

将来、身体が思うように動かなくなったり、認知症などで判断能力が低下してしまったら、ひとりで自宅に住み続けられるかという不安は、シングルにとって最大の悩みかもしれません。同居する家族がいれば、簡単に助けてもらえたりすることが、ひとり暮らしの場合は、そうはいかなくなるわけです。

 

もしも、介護が必要になっても、できるだけ自宅に住みたいと思うなら、各自治体が運営する「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」(介護保険の地域密着型サービスのひとつ)の利用を検討しましょう。介護認定を受けた人であれば、24時間365日、夜間のオムツ交換や排せつ、体位交換、服薬管理や食事・水分補給など、短時間の介護や看護、生活援助を受けることができ、ひとりで暮らすシングルにとっては心強いサービスです。定期的に巡回してもらう以外にも、都度連絡をして来てもらう方法もあります。いずれも介護保険の範囲内であれば1割負担です。また、安全な暮らしができるように、住宅改修の検討も必要です。介護保険でのリフォームについては、こちらの記事で紹介しています。

 

このようなサービスや緊急時の通報・かけつけサービスを利用することで、寝たきりなどかなり重い介護状態まで自宅で過ごすことができそうです。ただし、認知症が進んで、近隣の迷惑になるような行動をとったり、火の始末ができなかったりなどの危険性があると、自宅でのひとり暮らしは難しくなります。

 

一方、将来は自宅でのひとり暮らしが難しいと思うなら、元気なうちに入居したい施設の候補を探しておきましょう。施設は今より狭い部屋に移る可能性が高く、荷物を大幅に減らす必要があるため、施設へ入居するタイミングも身体の自由が効くうちがいいかもしれません。高齢期の住環境の変化は心身への負担が大きくなりますから、比較的元気なうちに移れば、新しい環境に早く慣れることができるでしょう。

 

フローチャートを参考に希望の住まいについて考えてみましょう。それぞれの施設の特徴などは、別の記事で紹介します。

 

 

 

 

(おひとりさまスマイルCafe ”高齢期の住まいを考える”)

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