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お役立ちコラム

暮らしとお金

リタイア後も収入を確保する年金の不足を補う退職後、地域に貢献しながら収入を得るには?

リタイア後は仕事を通じた交流が減ってしまうため、同じ趣味を持つ仲間や住んでいる地域と積極的に関わりたいものです。できれば地域に貢献しながら収入も得たいという希望を持つ人も少なくありません。

 

近くに暮らす若い家族に対して、子育ての手助けをしてあげたい場合は、地域の「ファミリーサポートセンター」に提供会員として登録する方法があります。市区町村の「ファミリーサポートセンター」は子育てを地域でサポートするための組織で、内容や時間に応じた活動報酬(各市区町村による)を受け取ることができます。

 

頼れる親族が近くにいない、共働きで手が足りないといった事情を抱える家庭は増えていますが、サポートを行う提供会員数は少なく、依頼会員数全国60万人なのに対し、提供会員数14万人しかいないのが実情です(2023年度)。有償ボランティア活動という位置づけのため、高い報酬が得られるわけではありませんが、求められて、感謝されて働くよろこびを感じられる点は魅力ではないでしょうか。

 

具体的な活動内容は、乳幼児や小学生などを保育施設や学校の時間外に預かったり、送迎したりすることです。活動に際しては、万が一の事故に備えた保険に加入しており、事前に安全対策なども含め必要な講習を受けることができます。

 

例えば東京都港区の場合、下記のような活動や講習を行っています。なお、詳細については各地域で定期的に開催されている説明会で知ることができます。

 

例) 港区「育児サポート子むすび(育児サポート事業)」

協力会員になれる人:18歳以上(高校生不可)で、育児サポートに協力できる人

          ※令和2年度以降は、「港区子育て支援員研修」を受講した人

利用できる人:港区に在住・在勤する人で、育児サポートを必要としている人

サービス内容: 

・保育施設、学童クラブ、小学校等への送り迎え

・保護者が、病気や出産または家族等を介護するとき

・保育時間外、休園日の一時保育

・保護者が、学校行事へ参加するときなど

※原則として、利用会員・協力会員の自宅で保育します。

※病児・病後児の預かりや家事援助は行っていません

対象:0歳~小学校6年生 

時間:月~日曜日(祝日、年末年始を含む)午前7時~午後8時 原則2時間を限度

   ※1回の活動時間は2時間程度の短時間サポート

サポート料:1時間 800円

   きょうだいの場合は、2人目から400円加算

   ※活動に伴う交通費や食事代等は、利用会員(依頼者)の負担

その他:「港区子育て支援員研修」の受講・修了が登録要件

   ※約48時間の研修+実習等があります

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