住まい
高齢期になると以前は支障がなかった家の中のちょっとした段差や日用品の買い物、病院通いなどに不便が生じるものです。とくにひとり暮らしの場合は、日常的な手助けが得られにくく、高齢者の暮らしやすさに配慮した住宅への住み替えを検討することもあるでしょう。
実際に住み替えるとなると、思い出の品々の処分や新しい人間関係の構築など、心理的なハードルに直面するのも事実ですが、ここではさまざま種類のある高齢者向けの住まいの概要を把握するために、どの程度自立した生活を送るか、住宅資金としてどの位支出するかといった観点で整理しています。
<費用と介護の必要度合いからみた分類イメージ>
「特別養護老人ホーム」や「老人保健施設」は介護が高い状態にも対応した設備のある施設です。「軽費老人ホーム」や「養護老人ホーム」は身の回りのことは自分でできる状態を前提に、経済的な事情などがある高齢者が入居する施設。「認知症高齢者グループホーム」は、認知症の症状があり介助が必要ではあるけれど、家事などを共同で行いながら生活する施設です。これらは国や自治体が指定したり監督しており、比較的安い費用で利用することができる施設です。
(おひとりさまスマイルCafe ”住まい・施設”)